虫歯を治すのは歯医者の仕事。
これは、もちろん当たり前です。
でも、私たちはもっと根本的なことを考えています。
虫歯をつくらない、虫歯にさせない、
そんな歯医者を目指しています。
虫歯はどうしてできるのでしょう?
虫歯になりやすい、なりにくい、
これは一人ひとり違います。
しっかり歯みがきしているのに虫歯になる人もいれば、
あんまり歯みがきしないのに虫歯にならない人もいます。
なぜでしょうか?
それは、一人ひとり虫歯になる原因が違うからです。
できてしまった虫歯をどう治すかばかりに焦点をあて、
なってしまった原因を知らないままでは、またいつか
同じことを繰り返してしまいます。
どうしたら虫歯ができないで済むか、
どうしたら二度と虫歯にならずに済むか、
考えてみたことはありますか?
原因を調べることは、リスクを知ることです。
どうしたら虫歯にならずに済むか、二度と虫歯にならずに済むか、
知ることが 「予防」の最初の一歩です。
リスクを知ることなしに予防の成功はないのです。
どうしたら、リスクを知ることができるかというと、唾液を調べることです。
当院では早い段階で唾液検査をして、リスクを知ったうえで治療や予防を始めています。
リスクが高い人と低い人が
同じ治療、同じ予防でいいはずがありません。
リスクに応じた治療、予防が必要なのです。
つまり、オーダーメイドの治療や予防を行うということです。
Under20とは、20歳以下ということ。
0歳から、20歳まで、人は驚くほどの変化をします。
歯がない状態で生まれ、はじめは母乳で育ち、
かわいい乳歯が生えてくると「噛む」ことが始まります。
小学生になるころに乳歯が抜けはじめ、永久歯に生え変わります。
顎の骨も成長し、骨格も大人に近づきます。
この間に、歯並び、骨格、心、身体、生活環境、
さまざまな変化が目まぐるしく起きます。
しかも、それは一人ひとりスピードが異なります。
虫歯のリスクも各ステージごとに変化します。
私たち、Under20は0歳から20歳までの成長期の子供たちを
より「健康」へ育てていくためのナビゲーターとしての役割を担っています。
Under20には、各ステージにおける目標があります。
例えば、乳歯萌出を待つ0歳から、乳歯が生えはじめる時期は
「虫歯菌(ミュータンス菌)を感染させず乳歯列を完成に導く」ことを目標にします。
虫歯発生までのメカニズムを保護者に伝え、虫歯ゼロに導きます。
乳歯列が完成する3歳くらいの時期は
「乳歯に新たな虫歯を発生させない」ことが目標です。
食生活や仕上げ磨き、継続的なフッ化物の使用を指導します。
6才臼歯(奥歯)が生えてくる6歳くらいの時期は
「6才臼歯=第一大臼歯(前から6番目の歯)を虫歯から守る」ことが目標です。
これは大きなミッションです。
第一大臼歯を虫歯から守れるかどうかで
今後、虫歯ゼロ(カリエスフリー)でいけるか決まるといっても過言ではりません。
また、奥歯のかみ合わせが決まるこの時期にお口全体のかみ合わせ(咬合)や
歯並び(歯列)のチェックが必要です。
生え変わり後半時期の小学校高学年の目標は
「適切に自己管理ができるようにする」ことが目標です。
保護者の手が離れていくこの時期は、自己管理ができる子に
していくための働きかけが必要です。
個人に合わせた歯磨き指導(ブラッシング指導)、食生活指導が重要です。
永久歯歯列(大人の歯が生えそろう)が完成する中高生の目標は、
「虫歯とともに、歯肉炎のコントロールを徹底する」ことが目標です。
思春期性の歯肉炎について保護者や本人に伝え、歯肉炎の
成り立ちを理解し、歯茎への関心を深めます。
第二大臼歯(前から7番目の歯)が萌出し、顎の成長も落ち着く14、15歳では、
かみ合わせ、歯並びについて再チェックが必要です。
また、たばこの為害性についてもこの時期にしっかり伝えます。
永久歯が完全に完成し、顎骨の成長が落ち着く二十歳前の目標は、
「問題を起こさず現状を維持していく」ことが目標です。
正しい生活習慣の一つとして、自ら正しい口腔ケアが行えるよう働きかけます。
自宅で落としきれないお口の汚れは、定期的(3ヶ月~6カ月ごと)に歯科医院に通い、
メンテナンスをすることが重要です。
妊娠出産は、女性にとって人生のビッグイベント。
この時、女性の身体は驚くほど変化します。
変化は口の中でも同じです。
妊娠出産を機にお口の健康を脅かされる方もいます。
ホルモンバランスの乱れから、
歯周病になったり、育児が忙しく、
ついついお口のメンテナンスを怠ってしまったり。
変化に気づき歯医者に行きたくても、
赤ちゃんをつれてだと大変だからと我慢してしまったり、
ついついママ自身のことは後回しにしがち。
そんな言葉は、もう既に子育てが落ち着いた女性の皆様からお伺いします。
「自分が若いとき、子どもを産むたびに歯が悪くなって歯医者にも行けなかったからこんなんなってしまって。」と。
わたし達は、そのようなお母さんたちのサポートをしていこうと思い、
親子で通いやすい歯医者にするため、託児所を併設することにしました。
ママはお子様を保育士に預けている間、落ち着いて歯科治療を受けられます。
託児施設の利用は無料です。
託児施設では毎月イベントを企画し、楽しく通える工夫をしています。
工作をしたり、歯のことを学んだり、
小さなうちから歯医者と関わることで、
お子様のお口の意識を高めたいと考えています。
もしかしたら、歯科治療ゼロ、虫歯ゼロが
メンテナンスのみで健康な歯を生涯維持できる子にできるかもしれません。
そんなお子様が溢れる燕にしたいのも、わたし達の願いの一つです。
私たちは来院される方々との関わり方を考えます。
当院では来院された方に30分程度のカウンセリングを行っております。
お悩みのこと、不安なこと、期待していること、などなど。
思っていることをなんでもご相談頂けたらと思っています。
カウンセリングで患者様一人一人のお話を丁寧にお聞きし、
ライフスタイルに合わせた治療方法を立案します。
また、歯科医院は怖いところ、そんなイメージが一般的です。
何をされるかわからない、どのくらい期間がかかるのかわからない、
痛いかもしれない、そもそも、先生が怖いかも。
いろんな不安があると思います。
カウンセリングでお聞きしたことをもとに、
できるだけ快適に診療を受けていただけるように努めます。
また、私たちが歯科治療の技術を高めるのと同じくらい大切にしていることが、
コミュニケーションスキルを磨くことです。
歯科医院を訪れると、どうしても緊張したり、
不安を感じてしまうという方は多いはず。
そんな気持ちを少しでも和らげることができるように、
患者さま一人ひとりとのコミュニケーションと心の繋がりを大切にしています。
公園のように目的なく立ち寄ることのできる入り易さ、
ただ居ることのできる心地よさを目指しました。
ガラス張りの外周に柔らかな表情を持つ外壁を掛け、西日、プライバシー、そしてこの場所特有の弥彦下ろしや降雪から守りながらも、尚開放的である、そんな敷地に根ざした快適な環境を実現しています。
テラスを含む待ち合いスペースは診察室と同等の広さを持ち、吹き抜けをまたがる巨大な本棚が設置されます。そこはただ治療を待つスペースではなく、コーヒーを飲みながら本を読んだり、庭の樹々を眺めたり、勉強をしたり、イベントを行ったりetc…治療の為の前室という従来のあり方を超え、利用する人々にとってのもうひとつの居場所を提供します。
通常の1.5倍の天井高さ、内外一体の床のデッキ材、庭と繋がるガラス張りの外壁、診察スペースは待ち合いスペースと同じように設えられた空間です。
建具を開け放てば風が流れ、葉が揺れる音が聞こえ、外の気配を感じながら、まるで庭にいるような環境での治療が可能になります。
亡き前院長が大切に育ててきた庭を壊さずに建築するために「海上コンテナ」を託児施設として選択。海外から海を渡り、今ある場所に着地しました。まるで、古くからそこにあったかのような佇まいで庭木となじみ、心が落ち着く、そんな環境を作り上げています。
POM houseでは、保護者の方々が治療を受けている間、保育士がお子様のお世話を担当します。春は庭に咲く花を見ながら、お歌を一緒に歌ったり、夏には庭に出てシャボン玉をしたり、秋にはまつぼっくりやドングリで工作したり、冬には雪だるまをながめ、絵本を読んだり。豊かな時間を過ごせるような工夫をしています。
これらの要素が重なり合うことで ただの「歯科医療施設」ではなく、自然とみんながより付く、集まる、そこでは歯に関わる予防、治療も行える。何かのついでに治療をする、治療のついでに何かができる。 既成の医院のような一つの目的の為の施設ではなく、利用する人々にとってプラスaの「何か」がある、そんなもう少し柔らかい、街に溶け込んだ建築になると考えています。
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新潟県 燕市 秋葉町 4-6-27
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土曜日:9:00~17:30(最終受付17:00)
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